
なぜ今、アイケア市場なのか
目の健康市場が、これから10年で激変する理由
momotarou
Eye Project代表 / ブラックスワン投資家
なぜ今、アイケア市場なのか
目の健康市場が、これから10年で激変する理由
あなたの周りに、眼鏡をかけていない人は、何人いますか。
日本の高校生の近視率は、約90%。つまり、10人に9人が、すでに視力を失いかけているということです。これは、世界の先進国の中でも突出した数字です。
90%
高校生近視率
30%
ドライアイ自覚率
10兆円
目関連市場規模
そして、スマホ老眼は30代から急増しています。10年前、老眼は50代からのものでした。今では、30代前半で「スマホを見ると目が疲れる」「細かい字がぼやける」と悩む人が、激増しています。
さらに、小学生の近視率も年々上昇。子どもたちは、タブレット学習、スマホゲーム、動画視聴——目に負担をかける環境に、24時間浸かっています。
これは、個人の問題ではありません。国家レベルの社会問題です。そして、社会問題は、ビジネスチャンスです。
3つの大きな波が、同時に押し寄せています。
「壊れてから治す」から「壊れる前に守る」へ。COVID-19を経て、人々は健康管理への意識が飛躍的に高まりました。予防は、治療よりも何十倍も価値がある——という認識が、世界中で広まっています。目の健康も、同じです。
日本は世界一の高齢化社会。白内障、加齢黄斑変性、緑内障——高齢になると目の病気が増えます。しかし、高齢者は「見える」ことの価値を、若い頃よりもはるかに高く感じています。アイケア製品への支出意欲は、年齢とともに上昇します。
スマホ、PC、タブレット、VR——私たちの目は、10年前と比べて、圧倒的に多くの画面を凝視しています。ブルーライト、ドライアイ、視力低下。デジタル化が進むほど、アイケアの需要は指数関数的に増えます。これは、不可逆なトレンドです。
この3つの波が重なり合うことで、
アイケア市場は、今後10年で過去最大の成長を遂げる。
サプリメント市場は激戦区です。美容・ダイエット・エイジングケア——各ジャンルに大手が入り込み、新規参入は極めて困難です。
しかし、アイケア市場は、まだブルーオーシャンです。
眼鏡・コンタクト市場は、成熟しています。しかし、それらはすべて「壊れた後」の解決策です。
眼科治療市場は、医療行為です。一般の人がビジネスとして参入することはできません。
目の健康サプリメント市場は、まだ萌芽期。本格的に「目の健康」をコンセプトに据えたブランドは、数えるほどしかありません。
つまり、「壊れる前に守る」アイケア市場は、まだ誰も本格的に開拓していない、新しい海なのです。
最初にその海に漕ぎ出した者が、最大の魚群を捕まえられる。ビジネスの歴史は、常にそうでした。
レッドオーシャン(血の海)では、限られた需要を奪い合う激しい競争が起きます。ブルーオーシャンでは、競争そのものが存在しません。なぜなら、海が広大だから。アイケア市場は、今まさにブルーオーシャンからレッドオーシャンへと変わりつつある、入り口にいます。
アイケア製品の最大の強みは、リピート率が極めて高いということです。
目の健康は、一度改善しても、継続的なケアが必要です。眼鏡をかける人は、一生眼鏡をかけます。コンタクトレンズを使う人は、一生コンタクトを買い続けます。
同じように、目の健康サプリメントも、継続摂取が推奨されます。1回買って終わりではなく、毎月、毎年、継続的に購入していただく製品です。
一度獲得した顧客は、長期的な資産になる
獲得コストがかかるのは最初だけ。その後は、継続的な収益が自動的に流れ込む。これが、アイケアビジネスの最も美しい構造です。
さらに、アイケア製品は、家族単位で消費されます。パパのドライアイ、ママの疲れ目、子どもの近視予防——1つの家庭で、3世代が同時に顧客になり得ます。
これが、美容サプリやダイエット製品とは全く異なる、アイケア市場の「深さ」です。
ビジネスには、2つの種類があります。
1つは、単にお金を稼ぐビジネス。もう1つは、社会を良くしながら、お金を稼ぐビジネス。
アイケアビジネスは、明確に後者です。あなたが製品を販売するたびに、誰かの「見える」が守られます。誰かの子どもの近視が進行するのを防ぎます。誰かのおじいちゃんの白内障が悪化するのを遅らせます。
「見える」ことの価値は、言葉では表現できない。暗闇に閉ざされた世界を想像してみてください。そう、目は、私たちが世界と接する唯一の窓です。
社会的意義のあるビジネスは、長期的に見て、より大きな成功を収めます。なぜなら、顧客は「買う」だけでなく、「信じる」からです。信じた顧客は、熱狂的なファンになり、あなたのビジネスを自ら広めてくれます。
アイケアビジネスは、単なる取引ではなく、「人の見えるを守る」という使命を持ったビジネスです。その使命に共感する人は、あなたのパートナーになってくれます。
すべての大きな市場機会には、「最初の窓」があります。その窓は、開いている間は大きく開いていますが、やがて閉まっていきます。
NTT上場の時、窓は開いていました。ソフトバンク上場の時も、ドコモ代理店の時も、ビットコインの時も。そして、いつの時代も、窓に気づいて入った人は成功し、気づかなかった人は外から見ていただけでした。
アイケア市場の窓は、今、最大限に開いていると僕は確信しています。3つの大波が重なり、ブルーオーシャンが広がり、社会的意義が明確で、リピート率が高い——この条件が揃う市場は、そうそう現れません。
窓は、閉まる前に最大です。閉まると、もう入れません。
問題は、あなたがその窓を、見ているかどうか。
そして、窓が閉まる前に、動けるかどうか。